2026/10/04 23:47

愛媛県上島町、瀬戸内海に浮かぶ岩城島。


今では「青いレモンの島」として知られるようになりましたが、

この島には、レモンよりずっと前からつくられてきた昔ながらのお菓子があります。


「芋菓子(いもがし)」です。


見た目は、いわゆる「芋けんぴ」。


でも岩城島では、昔から「芋菓子」と呼ばれてきました。


現在、岩城島でその芋菓子をつくり続けているのがタムラ食品さんです。

私たち「わらしべ。」でも、できたての芋菓子を岩城島から全国へお届けしています。 [warasibefa...thebase.in]


この記事では、

  • 岩城島の芋菓子とは何なのか

  • 普通の芋けんぴとは何が違うのか

  • なぜ岩城島で芋菓子がつくられてきたのか

  • どこで買えるのか

  • 通販はできるのか

まで、岩城島で暮らす私たちの視点から紹介します。


<<芋菓子のご注文はこちらから🍠>>
https://warasibefarm.thebase.in/categories/2895743





岩城島の「芋菓子」とは?

まず、「芋菓子って芋けんぴとは違うの?」というところから。

岩城島で「芋菓子」と呼ばれているものは、一般的には芋けんぴにあたるお菓子です。


さつまいもを切って油で揚げ、砂糖をまぶす。

つくり方そのものは、とてもシンプルです

ただ、この島では「芋けんぴ」ではなく、

「芋菓子」

と昔から呼んできました。

私たちにとっては、この呼び方も含めて岩城島に残っている食文化だと思っています。



芋菓子と芋けんぴは何が違う?

「芋菓子」と「芋けんぴ」が、まったく別のお菓子というわけではありません。

大きな違いは、岩城島に残っている呼び名と、タムラ食品さんが長くつくってきた製法や味わいにあります。

材料は驚くほどシンプル

わらしべ。で販売している芋菓子の原材料は、

さつま芋・砂糖・植物油。

基本的にはこの3つです。 [warasibefa...thebase.in]

九州で契約栽培された黄金千貫を使い、油で揚げ、手作業で砂糖をまぶして仕上げています。 

だからこそ、隠せるものがほとんどありません。

芋の状態。

油で揚げる時間。

砂糖の量。

その一つひとつが、そのまま味になります。



季節や天気によってつくり方を変える


いつでも機械的にまったく同じ条件でつくるのではなく、

季節や天候などによって、揚げる時間や砂糖の量を調整しています。 [warasibefa...thebase.in]

だから、材料だけ見ると、とても単純です。

でも、

「芋を揚げて砂糖をつければ同じものになるか」

というと、そういうものでもありません。

長くつくり続けてきた経験が、あのサクッとした食感や、やさしい甘さにつながっています。



なぜ岩城島で「芋菓子」がつくられるようになったのか


ここからが、私たちが芋菓子について一番伝えたいところです。

現在の岩城島を見ると、島の斜面にはレモンやみかんの畑が広がっています。

でも、昔からずっとそうだったわけではありません。

戦後の岩城島では、さつまいもの栽培が盛んでした。

瀬戸内の島は平地が少なく、水の確保にも苦労します。

そんな環境の中でも収穫を目指せる作物として、さつまいもが栽培されていました。

ただ、たくさん収穫できれば、それで終わりではありません。

次に出てくるのが、


「これを、どうやって売るのか」

という問題です。



橋のなかった島から、芋をどう運ぶか

今でこそ、しまなみ海道周辺には橋が架かり、車で多くの島を行き来できます。

しかし当時の岩城島では、生活や産業の移動を船に頼っていました。 

生のさつまいもを、そのまま遠くへ運ぶ。

それよりも、加工して保存できる商品にする。

そこで盛んになったのが、

「芋菓子」でした。

岩城島の最盛期には30軒以上の芋菓子製造工場があったと伝えています。

それほど、芋菓子づくりが島の産業として根付いていた時代がありました。



30軒以上あった工場から、今はタムラ食品さんへ

その後、時代とともに食生活も変わりました。

島の高齢化や栽培する作物の変化などもあり、芋菓子をつくる工場は一軒、また一軒と姿を消していきました。

現在、岩城島で芋菓子をつくっているのはタムラ食品さんのみ

だから私たちは、この芋菓子を単なる「ご当地の芋けんぴ」とは考えていません。

昔、この島にさつまいも畑が広がっていたこと。

橋がなく、船で物を運んでいたこと。

島の中にいくつもの芋菓子工場があったこと。

その時代の痕跡が、今でも食べられる形で残っている。

そんなお菓子だと思っています。



タムラ食品の芋菓子はどんな味?

これは文章で表現するのが、なかなか難しいところです。

決して派手なお菓子ではありません。

でも、

サクッ、ポリッとした歯ごたえ。

強すぎない甘さ。

そして、ちゃんと残る芋の味。

食べ始めると、自然ともう一本に手が伸びます。





タムラ食品の芋菓子はどこで買える?

「岩城島まで行かないと買えないの?」

と思われるかもしれません。

現在はオンラインでも購入できます。

わらしべ。オンラインショップ

私たち「わらしべ。」でも、岩城島 タムラ食品のできたて芋菓子を販売しています。

300g入りの商品を掲載しており、注文を受けてから製造し、岩城島からお届けしています。 [warasibefa...thebase.in]

<<芋菓子のご注文はこちらから🍠>>
https://warasibefarm.thebase.in/categories/2895743

私たちは岩城島を拠点にしています。

そのため、単に商品を仕入れて並べるというより、

島でつくられているものを、島の背景と一緒に届ける。

そんな役割でありたいと思っています。




実店舗やサービスエリアでも買える?

購入者の口コミには「しまなみ海道のパーキングで買っていた」「毎年サービスエリアで買っていた」という声も確認できます。


ただし、取扱商品や在庫は変わることがあります。

そのため「この店舗なら必ず買える」と探す場合は、訪問前に各店舗・施設へ確認することをおすすめします。



口コミから見えてくる「また食べたくなるお菓子」

タムラ食品さんの芋菓子の口コミを見ていると、面白いことがあります。

「初めて食べておいしかった」

だけではありません。

「昔食べていた」

「サービスエリアで買っていた」

「お土産でもらった」

「もう一度食べたくてネットで探した」

という声があることです。

その意味では、この芋菓子は、

検索して初めて出会う商品というより、一度どこかで出会った人が、もう一度探しにくる商品

なのかもしれません。



よくある質問

芋菓子と芋けんぴは違うものですか?

岩城島で「芋菓子」と呼ばれているものは、一般的には芋けんぴにあたるお菓子です。

販売サイトでも「芋菓子」「芋けんぴ」の両方の名称が使われています。 

岩城島では昔から「芋菓子」と呼ばれてきました。

タムラ食品の芋菓子の原材料は?

わらしべ。で販売している商品の原材料は、さつま芋・砂糖・植物油です。 [warasibefa...thebase.in]

わらしべ。から買うと、どこから届きますか?

わらしべ。の商品ページでは、注文を受けてから製造し、

できたての味を岩城島から届けます



岩城島の昔を、ひとつのお菓子から。

私たちが暮らしている岩城島は、これからも変わっていきます。

育てる作物も変わる。

働く人も変わる。

島の風景も少しずつ変わっていく。

それ自体は、悪いことではないと思っています。

でも、変わっていく中にも、

残ってほしいものがあります。

かつて、この島にはさつまいも畑がありました。

たくさんの芋菓子工場がありました。

そこで働く人がいて、それを食べる人がいました。

今、その風景をそのまま見ることはできません。

けれど、芋菓子を一本食べることはできます。

タムラ食品さんがつくり続けているのは、そんな岩城島の昔から続く味です。

岩城島に来たときに、手に取っていただくのも嬉しい。

遠くに住んでいる方が、通販で取り寄せてくださるのも嬉しい。

そしてもし食べる機会があったら、

「昔、この島ではさつまいもがたくさんつくられていたんだな」

と、ほんの少しだけ思い出してもらえたら。

私たちは、それで十分だと思っています。