2025/08/26 16:14


尾道・今治からすぐ!しまなみ海道の隠れたおみやげ|岩城島の芋菓子を徹底解説します!


瀬戸内海に浮かぶ小さな島、岩城島。
しまなみ海道の“おへそ”とも呼ばれるこの島には、橋も信号機もありません。
船でしか渡れない静かな島には、今も昔も変わらない“手仕事の味”が息づいています。



「青いレモンの島」になる前の物語

今では、レモンやみかん畑が広がり、全国的にも「青いレモンの島」として知られる岩城島。
ですが、レモン栽培が盛んになったのは、実は約40年前からのこと。

それ以前、この島の畑を彩っていたのは、さつまいもでした。

戦後の岩城島では、平地が少なく水の確保も難しい中、
瀬戸内の地形に適した作物として、さつまいもが広く栽培されていました。


芋菓子の島だった岩城島

さつまいもを育てるだけではなく、どうやって食べてもらうか?
それが島の人々の知恵の見せどころでした。

当時のしまなみエリアには橋がなく、生活も産業もすべて船頼り。
保存が効き、遠くまで運べる加工品として注目されたのが、**芋菓子(芋けんぴ)**です。

最盛期には、なんと全国の約7割の芋けんぴが岩城島で生産されていたと言われ、
島には30軒以上の芋菓子工場が立ち並んでいました。


今も昔も変わらない味を守る「タムラ食品」さん

時代の流れとともに、食卓の変化や高齢化、作物の転換が進み、
芋菓子の工場は1軒、また1軒と姿を消していきました。

そして今、岩城島で芋菓子を作り続けているのは「タムラ食品」さんのみ

九州の契約農家から仕入れる「黄金千貫」を使い、
昔ながらの製法で油で揚げ、手作業で砂糖をまぶすだけのシンプルな味わい

けれど、季節や天気によって揚げ時間や砂糖の量を調整する職人の技が、
サクッとしながらも優しい甘さを生み出しています。


お届けまでに少しお時間をいただく理由

タムラ食品さんでは、注文を受けてから製造を行っています。
そのため、お届けまでに少しお時間をいただく場合がありますが、
それはすべて、できたての味をお届けするため

島の空気とともに、昔ながらの手仕事の味をぜひご家庭で味わってみてください。


しまなみ海道の隠れた逸品を、今こそ再発見

レモンの島として知られる岩城島。
でもその根っこには、芋菓子という文化と産業の記憶がしっかりと息づいています。

「しまなみ海道の隠れた逸品」——
それは、島の歴史と職人の技が詰まった、一口で心がほどけるような芋菓子です。

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