2024/11/01 08:25



おはようございます。


瀬戸内も朝晩はすっかり秋らしい寒さを感じる季節になりました。

週末にかけては台風も接近してくる

心配な空模様が続きますが、

本格的な収穫シーズンがスタートする直前。


旬というのは本当に、偶然が積み重なって迎えることができることだと実感します。

心の片隅に瀬戸内の畑に想いを馳せていただければ幸いです。

今シーズンのライムも生産者さんたちから託されて

1500kgを突破しました。


農林水産省の資料では、日本国内で栽培される国産ライムは

わずか7000kg程度と推測されている資料もあり

わらしべだけでいよいよ「日本のシェア20%」を越えてきました。


生産者さんがいなければ、私たちの仕事は成り立ちません。


シェア20%と言っても、柑橘の世界では

日陰を歩んできた「国産ライム」


生産者さんたちと話をすると

一時期はJAの後押しもあり

結構な本数を植えていたことも聞きますが、

最終的に値段が上がらず、切ってしまって人気のある柑橘に植え替えたという話は

様々なところで耳にしてきました。


「儲かる農業という掛け声や、

時代の流れに逆らっているように思えるけど、未来に残したい畑がある。」

その1つの象徴が日陰の道を歩んできた、ライムだと思っています。


広島・愛媛で栽培される柑橘類の収穫量は約233,000t

そのうち、ライムはわずか7t程度。


ほんとわずかな量ではありますが、

外皮も使えるからこそ体験できる味わいがあります。


おかげさまで神戸や東京だけでなく

昨年からは大阪や福岡県の飲食店さんでも提供が増えて、

じわじわと人気も高まってきました。


畑もキッチンもそれぞれみんなが役割を果たしながら

未来にバトンを繋ぐために頑張っています。


収穫も年内いっぱいくらいまでを予定していますが

ぜひ、この美味しさを1人でも多くの方に知っていただければと思います。