2024/02/14 20:19







こんばんは。

まだまだ2月ですが朝晩で10℃を越える寒暖差もあり
日中は春の陽気も感じる瀬戸内です。

1日中たくさんのお問い合わせやメッセージをいただく中で
気温と気分はなんとなく相関関係があり、
寒い朝晩は甘みの強いたまみやせとか、
暖かい日中ははっさくやネーブルなど酸味も味わえる柑橘たちの
問い合わせやメッセージが多くなる傾向があります。

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島のレモンたちも樹上で熟成が進み、
ハウス栽培の「越冬完熟レモン」がスタートしました。

越冬完熟レモンの特徴はなんといっても『ストレスフリー』

雨や風からのストレスもほとんどないので
外皮の繊細な艶やかさ、タネの少ないジューシーな果肉、
白い皮の部分も薄く、えぐみではなく程よい苦みを感じる味わいに仕上がります。

また通年を通して外気温より暖かい環境で過ごすことにより、
花の開花も早く、通常の栽培に比べて1ヶ月長く光合成や土の養分を吸収できることで
「おいしい」と自然と表現してくれる味わいになります。

そんな越冬完熟レモンですが、
実はハウス施設でのレモン栽培は
僕たちが暮らす、岩城島でスタートしたと言われています。

日本のレモン栽培は1964年の輸入自由化の価格下落により
一気に植え替えが進み
1969年頃には産地と言えるほどの収穫ができる地域は
ほぼ消滅しました。

僕たちの島では1974年にレモンの栽培試験が始まり、
レモンの木の特性を活かすため
年間を通して収穫をするプロジェクトとして
試験的にハウス施設でのレモン栽培がスタートしました。

研究が始まった直後にはオイルショックなど資材や重油、インフレの時代もありましたが
化石燃料を極力使わない地中熱交換などさまざまな工夫や研究を積み重ねて
令和の現在に至っています。

時代や島に暮らしてきた先代のたくさんの人たちのバトンリレーによって
今に伝わる皮ごと楽しめる島レモン。

お菓子にするのもよし、料理やドリンクにするのもよし、
暖かい春に向けてレモンシロップなどレモン仕事などなど
レモンのある暮らしをぜひお楽しみください♪