2024/02/02 19:30



瀬戸内も雨が多くなってきて、寒さも感じるようになり

​収穫や剪定などのタイミングを考えながら

あちこちで天気予報とのにらめっこする姿が見られます。


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1月後半〜2月にかけては

飲食店は閑散期の傾向であるのと

畑に柑橘が鈴なりに広がる季節でもあることから、

全国から瀬戸内のちっちゃい離島に

シェフやパティシエさん、お店のスタッフさん、オーナーさんなどたくさんの人たちが

足を運んでくれます。


柑橘屋さんであるわらしべ。の根っこは

「バトンリレー」だと思っています。


キッチンや食卓に並ぶ食材は

たくさんの人のリレーによるものですが、

スーパーや八百屋さんに

「生産者さんの畑を見学したいのですが?」

と声をかけると不思議な顔をされるかと思います。


そういった意味で瀬戸内のちっちゃい離島に暮らす僕たちは

生産者さん→わらしべ→食べ手という

最短ではありますが、バトンという形でリレーしながら

日々みかんやレモンたちをお届けしています。


畑や島の歴史、栽培など幅広く紹介しながら、

お店のことや、料理、新商品の企画などたくさんの話を聞いていきます。


ドリンクや料理、スイーツなど、

柑橘は様々な食材との相性もいいし、提供されるため、

酸味のあるものから、甘みのあるもの、

香りが強いものや、外皮をしっかりと使えるものなど

最終的に提供したい「意味」や「意図」を擦り合わせながら

未来の栽培にフィードバックして

レモンやみかんなどの素材自体のポテンシャルを高めていきます。


「バトンリレーの最後に口にする人が

幸せに感じてもらうように。」


畑にはそんな想いが集まっています。